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 △pixelbirds


 



悲しみの東京港野鳥公園。
「今度の日曜日は、秋葉原に安いパソコンパーツを買いに行くか」とかいうと、瞬時に拒絶する嫁さんも「どっかに鳥でも見に行くか」という誘いには素直に応じてくれる。というか、むしろ喜んで同意してくれる。なぜだ!? 不公平だ!>嫁

さて、鳥を見に行くといっても、わしらが「鳥を見よう」とちゃんと思い始めたのはごくごく最近である。しかも、ものぐさで根性なしだから匍匐前進で鳥に接近したり、山に登って一瞬のシャッターチャンスをモノにするために数時間もブラインドに隠れている、ナンてことは絶対できない。

マジメなバードウォッチャーでもないうえに、モノグサで若葉マーク。しかも知識の欠片もない。となると、行き先は「簡単に大量の鳥が見られる」という場所に絞られる。結論はひとつ。東京港野鳥公園だ。

冷暖房完備の観察施設。駐車場無料。入場料はたったの300円で、備え付けのスコープも使い放題。しかも、専任のレンジャーが、頼まなくたっていろいろ解説してくれる。

散歩のついでに何度か行ったことがあるけど、キチンと「鳥を見よう」という目的で行ったことはなかったなぁ。それでは、予備の充電池セットとUltra Zoomをクルマに積んで、レッツゴー!

家を出てから高速をぶっ飛ばして30分、東京港野鳥公園に到着した。浜崎橋の渋滞に巻き込まれずに済む、この立地も素晴らしいですなぁ。

自販機で300円の入場券を買い、まずは東淡水池に向かう。フフフ、いよいよ10倍ズームの真価を発揮する時が来たぜ。待ってろ!鳥ども!! うきうきスキップで到着し、観察窓から池を覗く。いるいる。バンにカイツブリにアオサギにダイサギにコサギなどなどが、エサを取ったりエサを取ったりエサを取ったりしている。さすが、「野鳥公園」の名前は伊達ではない。

それでは早速、撮影を開始するとしよう。Ultra Zoomの電源を入れ、液晶ファインダーをのぞき込む。池に浮かぶカルガモをキャッチ。でも、ちょっと小さい。さらにズームするべく本体のズームレバーを引くが、画面に変化はなかった。あれ? ズーム効かないじゃん、故障か!?

……そんなワケ、全然なかった。

そう、観察窓の先の池に浮かぶ鳥。それは10倍ズームで撮影するには、あまりに小さすぎる被写体だったのだ。35ミリ換算で380mmの超高倍率ズームレンズを、最大望遠にしても全然届かない。その後、観察舎に入ったり違う観察窓を使ったりしたけど、結果はまったく同じ。「鳥の写真」じゃなくて、「鳥のようなものが写っている水辺の写真」しか撮れていなかった。

だ、ダメじゃん。猛烈にダメじゃん。

こうなったら、水辺の鳥ではなく、野山の鳥に狙いを変更するほかない。植えられている木の枝を、野鳥探索モードでサーチ。程なくして、体内の光学探索装置から「鳥発見!」の報が入る。しかし、それはぜーんぶカラスであった。

がくーッ。激しく脱力。

その時!

白い物体が、目の前を通り過ぎて向こうの木の枝に止まった。をを!カラスじゃない鳥だ!! 葉っぱの向こうにいるけど、とりあえずシャッターを切る。げげ、オートフォーカスが手前の葉っぱにピントを合わせやがった!!! この位置じゃダメだ。

鳥がちゃんと見える位置に移動して、カメラを向ける。とはいえ、10倍ズームされた液晶ファインダーでは、なかなか目標物を見つけられない。格闘の末、ようやくファインダーに鳥を収める。かなりキビシイ逆光だけど、とりあえず一枚、パシャ。次は露出の設定を変えなきゃ、と思った瞬間に飛び立たれてしまった。ち〜く〜しょ〜!! 待たんかい〜!!

こんどは反対側にある葦にとまった。よし、もらったぁー!とシャッターを押した瞬間に飛び立たれて、その鳥はどこかへ行ってしまった。

う、う、う〜。完全不完全燃焼。

こうして撮れた写真がコレ。シジュウカラくん、キミは「落ち着き」というものを少しぐらい学んだらどうかね!?

被写体は枝の向こう

シャッターを押した瞬間に飛ばれました


 
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