| 私の懐は常に寒い寒い冬だ。しかし、それとは別に、日本の四季は徐々に冬から春へと移り変わってゆく。
私の住む横浜の大倉山における2番目の名所に、「大倉山梅園」がある。季節になると、咲きほこった梅の花がそれなりにキレイだ。そんなわけで梅が満開になったら、嫁とそれを見に行くのが毎年恒例行事となっている。もちろん、こんな機会に新しい超望遠デジカメを使わないテはない。Ultra
Zoomを小脇に抱えて出発だ。
歩くこと数分、梅園に到〜着〜。さっそく、梅の花をアップで撮ってみる。パシャ。すると、のっけから手ぶれ防止機能付きの10倍ズームは、その実力の片鱗をまざまざと見せつけた。す、スゴい。目一杯ズームして写真を撮ると、素人眼にはハイテクニックを駆使したかのように見える背景ボケまくり写真が、まったくの苦労レスで撮れてしまう。ぐふふ、なんてイイ買い物をしたんだ。
ニヤケつつ梅の花を撮っていると、そこに鳩をひと回り小さくしたぐらいの鳥が現れた。10倍ズームの威力を思い知るには格好の被写体じゃないですか。ニヤリ。シャッターを押す。2枚撮ったら逃げられた。画像を再生してみると、そこにはクローズアップされた鳥が、ボケた枝や葉をバックに写っている。むむぅ、これは3倍ズームでは絶対撮れない世界だ。
カードの支払日に血の涙を流すことを一時的に忘却し、自らの衝動買いに心の底から満足しまくってウキウキ。さらに梅園内を闊歩していると、梅の木に人が集まっている。なにかななにかな? 近づいてみると、小さくて緑色の鳥の群れが、梅の花をついばんでいた。うむ、この鳥は知ってるぞ。眼の回りが白いから、メジロだ。おそらく3倍ズームであろう、隣のデジカメラマンを横目で見て優越感に浸りつつ(なんてイヤなヤツだ!>自分)、10倍ズームで撮影。
おお〜、これも結構よく撮れている。もしかしてデジカメで鳥を撮るのって、楽しくないですか? とりあえず、今日撮った鳥を判別するのに図鑑でも買うか。
普通のデジタルカメラを使っていただけでは、絶対に入り込まないであろう世界の扉がその時ぎぎぎぃ〜と開いた。
|