フィールドスコープがないと、デジスコはできません。そりゃそーだ。加えて言えば、フィールドスコープはデジスコ機材の中で、デジカメと同じかそれ以上の、最も高額な部類に属する商品。つまり、キモなわけです。
スコープ選びで失敗して「このスコープはつかえねー!」となってしまったら、どうなるでしょう。私なんて嫁にもうボコボコにされて全治数カ月……というのはさておき、デジスコを諦めるか、もう一度高額な出費を強いられるかしか選択肢は残っていません。デジスコのための機材選びは、フィールドスコープ選びと同義であるといっても決して過言ではないのです。そんなわけで星くん、スコープ選びはとてもとても重要なのですタイ。
さてさて、以上を踏まえ
デジスコに適したスコープの条件を、つらつら書いてみました。
(1)デジカメ接続用アダプタが用意されてないとダメです。
いろいろなサイトを見ていると、デジカメとスコープの接眼レンズをどう接続するかで、皆さんとても苦労されているようです。上手な方はデジカメを手持ちで接眼レンズに押しつけてキレイな写真を撮られていますが、私にはそんなウデもノウハウもありません。
デジカメ接続アダプタさえあれば、そのへんが苦労レスになります。流用・自作するといった知恵も根気もまったくない私は、まず「アダプタの有無」でスコープを選択しました。
ちなみに、現在純正でデジカメ接続アダプタが用意されているのは、
・ビクセン
・コーワ
の2社だけ(多分)。また、ニコンのスコープも協栄産業オリジナルアダプタの使用により、デジカメとの接続が可能です。海外製とか天体望遠鏡は、……スイマセン、よくわかりません。スコープ選びで迷ったら、とりあえずビクセンかコーワかニコンにしておけば、間違いはないでしょう。
(2)EDレンズのモデルがいいです。
デジカメの性能よりスコープの良し悪しの方が、実は撮れた画像に対する影響が大きいと感じています。D1xを買って、ますますその思いを強くしました。
極端な例えをしてみると、どんなに高級で高性能のカセットデッキを用意したところで、音源がソノシートだったらキレイな音では録音できませんよね。それなら、いまどきのCDラジカセでCDから録音したテープの方がいい音で録れるはず。
性能的には成熟の域に達している、今のコンパクトデジカメ。となると、デジカメの性能以前に「CCDにどれだけ高品質な光を届けることができるか」で、キレイな写真が撮れるかどうかは決まってしまうのだ……と思うのです。標準レンズのスコープを選ぶか、それともEDレンズの高画質タイプを選ぶか、という選択の答えは自ずと決まってきます。
EDレンズのモデルは高いです。けれど、それだけの価値はあります。では、具体的に何が違うのか? その辺は……すいません、よく知りません。でも、輪郭の鮮明さとか、色のコントラストには明らかな差があるようです。
もちろんEDレンズではないスコープを使って、このサイトに掲載されているヘナチョコ写真よりはるかに美しいデジスコ写真を撮られている方もたくさんいらっしゃいます。「絶対にEDレンズじゃなきゃダメ!」とは間違っても言えません。
でもでも、少なくとも同じ状況でいいレンズと普通のレンズで撮り比べれば、いいレンズで撮った方がいい画像が撮れるに決まってます。「ウデがない分を機材でカバーできるなら……」という、卑怯野郎の私の選択は、もちろんEDレンズ搭載モデルです。
(3)口径はデカイ方がいいです。
「どれだけ速いシャッター速度で撮れるのか」ということは、鳥を撮るときに非常に大きなポイントです。なにしろ鳥がいる場所の多くは、基本的に樹が生い茂っています。つまり、日陰である確率が非常に高い→明るい場所ではない→シャッタースピードは遅めになりがちです。そして、鳥は動きます。それも、とてもとても素早く。シャッター速度が速ければ、そのぶん被写体ブレで泣く回数が少なくて済みます。もちろん、カメラブレの確率も低くなるでしょう。
液晶ファインダーを見ながら必死に鳥を捉え、ピントもバッチリあわせたのに、鳥が動いて前衛芸術写真になってしまった時の悲しみといったら!(この部分だけなら、自信を持って経験談を語れるなぁ(T.T))
それを考えると、シャッタースピードを速くするためなら、わずかな努力も惜しみたくない感じです。
スコープの口径とシャッタースピードは比例します。スコープの口径がデカければデカイほど、速いシャッタースピードで撮れます(素人には理解できない、難しい計算式があるようです)。予算が許す限り、大きな口径のスコープを買いましょう。っていうか、スコープの値段は口径に比例しているので、「高いヤツの方がいい」という安直な結論になってしまいますね。
(4)予算に限りがある時は。
ま、要するに、いちばん高いヤツを買ってくればそれでオッケー。「オヤジ、カネに糸目は付けないから、最高の機材を揃えてくれ」と協栄産業で叫べば、バッチリ素晴らしい機材が揃います。ああ、一度こんなふうに超オトナ買いをしてみたい……。なのですが、そうはいかないのが、人生の厳しいところ。大多数の方には、購入予算に限りがあるはずです。そんな時は、
アダプタがある > EDレンズ >口径がでかい >ブランド
という優先順位を基準にスコープを選ぶと、割と後悔が少ないはずです。
私は アダプタがある > EDレンズ > ブランド >口径 という順になってしまったので、「ビクセンでもいいから口径のデカイのにすればよかったカモ……」という思いが、今も脳の片隅をちょっと強めによぎります。
あ、あと、これはすべてに共通するのですが、もし納得いかない買い物をするのであれば、未来の自分に借金してでも、納得いくイイものを買いましょう。納得いかないものを使っていても、あたらしいのが欲しくなります。「絶対に」。「とりあえず」で揃えた機材の分は、無駄な投資になります。これはもう、間違いありません。だって、私、いまTSN-824Mが欲しくて欲しくて……。
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