デジスコで鳥を撮りはじめてからの5カ月、27回(執筆当時)の撮影で感じたのは「デジスコはすばらしいなぁ」ということです。何がいいのか、良かったのかを徒然なるままに書き殴ってみましょう。
◎遠くの鳥も、アップで撮れる!
ノスリが池の向こう側にある丘の、樹の上にいました。肉眼ではほとんど判別できず、双眼鏡を使ってもやっと見える程度の距離。バズーカ砲レンズのカメラマンもあきらめ顔で、シャッターに指をかけようとはしません。それがデジスコで撮ると、コレです(クリックすると巨大になります)。
この写真は30倍の接眼レンズを装着したフィールドスコープに、光学4倍ズームのデジカメで撮りました。トリミングはしていません。おそるべき超望遠。池の向こう側ですらコレですから、池の真ん中の止まり木にとまったカワセミだって、この通りです(クリックすると巨大になります)。

もっと近くにいる時なら、この巨大さです。どうですか!(クリックすると巨大になります)

「アップで撮りたい!」という欲望は、必要以上に満たされます。
◎撮ってる鳥が、みんなで見れる!
撮影しようとしている画像は、デジカメの液晶に表示されます。フィールドでスコープを持っている人しか見えないような距離に鳥がいる時、液晶に写った鳥をその場にいる全員で見て盛り上がれます。自分だけ珍しい鳥をキャッチしたとき(私にはそんな機会ナイですけどね)とかに、「ここです」と教えるのもラクラク。知らない鳥も、気軽に「コレなんですか?」と聞けちゃいます。遠くのカワセミを大写しにしてやれば、コドモもオトナも大喜び。デジスコは、コミュニケーションを広げるツールでもあったのですね。
◎撮った写真がすぐ見れる!
カワセミが去ってしまったカワセミポイント。巨大なレンズだけが並び、散歩中のオバチャンは、何事かとこっちを見ています。「何か来るんですか?」と聞かれたとき、「カワセミです」と、さっき撮った画像を大写しで見せられます。オバチャン大喜び。
◎安くないけど安い!
私は一式そろえて23万円でした。安くないじゃん! いや、その通りなんですけど、一眼レフデジカメで23万円と言ったら、中古のニコンD1が本体だけ買える程度。バズーカ砲レンズ購入ローンの頭金すら残りません。バズーカ砲レンズと一眼レフデジカメを買うことを思えば、機材の価格が全然安いんです。
それにデジスコの恐るべき倍率は、どんなバズーカ砲レンズでも追いつけません。あ、キヤノンの1200mm/F5.6に2倍テレコンを装着すると勝負になるかな? でも、そのレンズは確か定価980万円(98万円ではない。きゅうひゃくはちじゅうまんえん、である)の受注生産品ですよね。倍率対価格で比べると、もう圧倒的にローコスト。いや、確かに「相対的に」ではあるんですけど……。
◎軽い!
三脚が約3キロ、スコープ1.5キロ、デジカメ数百グラムで大体5キロ。重いじゃん! いや、その通りなんですけど、これもバズーカ砲レンズとの比較になりますが、レンズ単体でも平気でこれぐらいの重量がある一眼レフ+超望遠レンズのシステムに比べると、圧倒的に装備重量が軽いんです。
だって、バズーカ砲レンズの世界って「1キロもの軽量化を実現」とか言ってる世界なんですよ。その軽量化した1キロが、すでに重いっちゅーねん!! 倍率対重量で比べても、圧倒的に軽量。いや、確かに「相対的に」ではあるんですけど……。
◎それなりにキレイに撮れる。
そりゃまぁ、一眼レフデジカメの画像に比べたら、あからさまな違いはありますけどね。キレイじゃないじゃん! いや、その通りなんですけど、そうはいっても最近のコンパクトデジカメの画像はなかなか侮れないレベルに達しているのではないでしょうか。
少なくとも、ディスプレイ上で見るなら充分以上にキレイ。A4でプリントしても、結構いけます。もちろん、撮影者の運とウデ。そしてデジカメやプリンタの性能に大きく依存するのは否めないのですが……。
とまぁ、肯定してるのか否定してるのかワカンなくなっちゃいましたけど、そんなわけでデジスコは素晴らしいのです。鳥撮りてぇ! という方は、ぜひぜひお試しになってみてはいかがでしょうか。
|